T邸-4

「家族の絆」、「思いやり」を今一度感じられる家

建物の前に立つと、どこか懐かしい記憶が蘇って来ます。
白い蟻壁、黒い焼杉風サイディング…
アプローチも直接中へ導くのではなく、少し遠回りしながら中へ導かれていくのも風情を感じられます。

玄関に入ると、格天井を現代風にアレンジした天井が出迎えてくれます。
腰板、床板も和テイストにこだわりながらも、現代風にウォールナット色セレクトしたことにより「粋」な感じが伝わります。

ご家族も多いこともあってか、トイレはゆったり目。「わびさび」を意識しながらも、現代風に。

水廻りに関しては、茶系を意識しながら、洗面室に関しては、ガラスタイルなどをセレクトし、清涼感を持たせています。LDにも、全体の統一感を意識しながら、遊び心がある雰囲気に。
この宅には２FにもＬＤＫがあり、お客様などが来客されたときには宴会場には早変わりします。

随所に飾り棚があったり、ステンドガラスがあったりとご家族の人柄が伝わってくるような仕上がりになっています。混沌とした世の中にあって、これほど人に対して、「おもてなし」と言う意味を心に携えたご家族に出会えたことは感慨深いものがあります。

そして何よりも、核家族が増えてきてる中、大家族でありながら、「家族の絆」、「思いやり」を今一度感じられるそんな作品に仕上がりました。