K邸-7 子育て世代のおうち
K邸-7
建物名称 | 子育て世代のおうち |
業務内容 | 企画・基本・実施設計・監理 |
施工面積 | 1F 97.95㎡(29.63坪) 2F 75.91㎡(22.96坪) 合計 173.86㎡(52.59坪) |
子育て世代のおうち~家族の絆のプロローグ~
きっかけはご両親の今後と自分たちの未来と向き合った事でした。
自分たちはアパート。そろそろ一軒家を!と考えた時に、土地探しをやり出したのですが、中々条件がそろわない!そんな時に私たちと色々なお話をしていく中で、間取り、イメージ、自分たちの未来など話していくうちに、潜在意識的に相続やご両親の老後なども考えないといけない年齢では?という気付きの話になり、たまたま、ご実家の前に土地があることを思い出し、急展開となり、スタートを切ることが出来ました。
わんぱくなかわいい子供、まだ見ぬ子供、ご両親の老後、自分たちのライフスタイルのこだわりなど、確認し合い、要望の中に自分たちの気づかなかった要望の気付きを入れ込みながらプラニングとデザイン、機能の落とし込みを進めていきました。川沿いという立地を生かした計画を進めていきました。
外構は川に向かって屋外劇場のような階段状の土留めにデザイン、中庭を設けて、多目的スペース、水廻り、家事動線をストレートに配置して、施設のようなバックスペース、パブリックスペースのゾーン分けによる平面計画の明確化、ドラマティックな階段デザインによる光の誘導、ご両親の為の部屋、趣味を楽しむ部屋、配色デザインによる、ゾーンの明確化、断熱(25%削減、ゼッチオリエンテッド)・気密・耐震、将来的には、太陽光、蓄電池なども視野に入れてデザインを進めて行きました。
仕上がりはと言うと、昨今ダーク色の色使いが多い中、外観はシルバー、グレー、木と言った軽快な色彩、内部も淡いグレイッシュな色をベースに使いながら、ポイントに明度の高いキレイ目な色を配色して、空間に立体感を認識しつつ、軽快なリズムが出て感じられるようになっています。毎日が楽しく過ごせそうです。
今後まだまだ、物価上昇、高齢化、精神的攪乱など、今までの日常が変わっていく世の中・・・。自分の身は自分で守る時代。日々の消費を抑え込みながらも、人生を有意義な物と捉えられる装置の一つとして、「衣」・「食」・「住」の一つに携われるのはとても光栄な事だと感じています。より心地良い、気取り過ぎないご提案を出来るように日々精進してまいる所存です。
空間心理学
デザインセラピー
カラーセラピー
未来の子供たちのために・・・。
ベースはしっかりとしているに越したことはありません。
今回の工事のキーワード
「断熱」、「遮熱」、「動線」、「視線」、「利便性」、「明るい」、「家族の絆」、「北欧」
「子供」、「両親」、「川沿い」でした。