Y邸-5
光の浮遊による空間装置
建物名称 | Y邸-5 |
業務内容 | 企画:㈱大塚孝博デザイン事務所 基本:ノムラ建築設計室 実施設計・監理:(有)薮内工務店 |
施工面積 | 1F 132.13㎡(39.97T) 2F 123.09㎡(37.23T) 合計255.22㎡(77.20T) |
間接照明、自然光が浮遊しています。
昼の顔と夜の顔のバランスの絶妙なコントラストが真っ白な空間に表情を作っています。
住宅の設計において、「遊びの空間」がもたらすものは、目に見えない「ゆとり」を住み手に与えています。
物理的に広さを感じなくとも、心理的に広さを感じることが出来る、このような空間は、これから必要になってくるかもしれません。
物理的に広さがなければ、物を貯めることもなく、不必要な物欲が無くなり、心理的な豊かさを求めるようになり、現代の家族に欠けているものが見つけられる空間。
そして何より、「ホワイト」の持つ色の力を再発見させられました。
ただ、心なしか白すぎて落ち着かなくないことも現実にはあるのかもしれませんが?
あくまでも、住宅は「くつろぎの場」でなくてはならない必要且つ十分条件を、満たさなければならない装置。そして、誰気兼ねなく、個性を出せる「場」だと思います。